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あかお歯科ブログ BLOG

子どもの「口腔機能発達不全症」について

皆さんは「口腔機能発達不全症(こうくうきのうはったつふぜんしょう)」という病気をご存知でしょうか?いかにも専門用語という感じの病名なので、どんな症状なのかもよくわからないという方が多いかもしれませんね。今回はそんな口腔機能発達不全症の症状や原因、治療法などをあかお歯科医院がわかりやすく解説をします。

口腔機能発達不全症とは?

口腔機能発達不全症とは、食べる・飲み込む・しゃべる・呼吸するといったお口の機能の発達に何らかの異常が生じる病気です。あまり聞き慣れない病名ではあるものの、すべてのお子さんに発症リスクがあるため十分な注意が必要です。

お子さんにこんな症状はありませんか?

お子さんに次のような症状が認められる場合は、口腔機能発達不全症が疑われます。

・いつもお口がぽかんと開いている

・しゃべり方が年齢よりも幼い

・食べる時間が他の子よりも長い

・1回あたりの口に入れる量が少ない

・食事中にお口から食べ物が頻繁にこぼれる

・食べ物を飲み込む時に舌を出してしまう

お子さんを日常的に観察していて、ひとつでも当てはまるものがあった場合は、お気軽に当院までご相談ください。精密に検査した上で診断を下します。

どんなことが原因になるの?

口腔機能発達不全症の原因は多岐にわたります。もっともわかりやすいのは口呼吸ですね。口で呼吸をしていると、口腔周囲の筋肉が弛緩して、正常に発達しません。顎の骨の発育も遅れるため、歯並び・噛み合わせまで悪くなるというデメリットもあります。

次に注意が必要なのが指しゃぶりや舌を前に突き出す癖です。これらは小さなお子さんであれば誰にでも見られる仕草・習癖ではあるものの、お口周りの筋肉や顎の骨の発育を口呼吸と同様、邪魔してしまいます。その他、舌の位置が低い低位舌(ていいぜつ)や猫背、頬杖をつく癖なども口腔機能発達不全症の原因となることがあります。

口腔機能発達不全症の治し方

口腔機能発達不全症の治療法は、原因によって大きく異なります。歯並びや噛み合わせが悪いことが原因の場合は、矯正治療が必要となります。適切な時期に小児矯正を始めることで、お口周りの筋肉や骨の発育を正常にコントロールできます。

指しゃぶりや舌突出癖(ぜつとっしゅつへき)、口呼吸が原因であれば、それらを改善するよう促します。親御さんがしつけても習癖が直らないのであれば、歯医者さんの力を借りましょう。歯医者さんでは口呼吸や指しゃぶりを安全な形で治す方法を提案できます。

口腔機能発達不全症の治療法としては、その他にもMFT(口腔筋機能療法)というものもあります。口腔筋機能療法(こうくうきんきのうりょうほう)は矯正治療とは異なるもので、お口周りの筋肉をトレーニングによって鍛えるのが目的です。専用の装置を使用することもありますが、矯正治療のような大きな負担がかかるようなものではありませんのでご安心ください。ちなみに、口腔機能発達不全症は保険診療で治療を受けることが可能です。お子さんのお口周りの症状にお悩みの際は、いつでもお気軽に当院までご相談ください。

まとめ

今回は、子どもの口腔機能発達不全症について、あかお歯科医院が解説しました。食べる・飲み込む・しゃべる・呼吸をするといった重要な機能が正常に発達しない深刻な病気ですので、放置はせずに積極的な治療を受けることが推奨されます。もちろん、軽度の口腔機能発達不全症なら大掛かりな治療は不要で、ちょっとしたトレーニングを重ねるだけでも改善できます。

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