MENU
あかお歯科ブログ BLOG

【セラミック症例】60代女性「噛むと痛い・古い被せ物を綺麗にしたい」セラミックで被せ物をやり替えた症例

項目 内容
治療内容 ・古い被せ物の除去
・二次むし歯の治療
・根管治療(再治療)
・セラミック治療
年齢 60代
性別 女性
期間 6ヶ月(治療回数25回)
費用(税込) 750,000円
リスク・副作用 ・強い衝撃により割れる可能性がある

1. 患者さんのご紹介(主訴・お悩み)

患者さんは、「奥歯で噛むと痛い」という症状をきっかけにご来院されました。他院では抜歯を勧められていましたが、「できるだけ自分の歯を残したい」という思いから、セカンドオピニオンとして当院を受診されました。
診査やカウンセリングを進める中で、奥歯だけでなく、前歯にも長年のお悩みを抱えていることがわかりました。前歯に痛みはありませんでしたが、過去に治療した古い被せ物や金属の土台の影響により、歯ぐきとの境目が黒く見える状態になっていました。
この見た目を気にされ、人前で思いきり笑えないことが長年のコンプレックスになっていたため、奥歯の治療に加えて、前歯の見た目も改善したいというご希望がありました。

2. ご来院時の状態と診断

検査を行った結果、被せ物の内部では、再びむし歯が発生する「二次むし歯」が進行していることが判明しました。また、お口の状態に適合していない古い被せ物も複数確認されました。
当院では、痛みのある部位だけを治療するのではなく、お口全体の状態を診査・診断することを大切にしています。今回も、患者さんとの丁寧なカウンセリングを通じて、前歯の見た目に長年悩まれていたことがわかりました。お口全体の健康と見た目の両方を改善できるよう、総合的な治療計画をご提案しました。

【コラム】二次むし歯とは

二次むし歯とは、一度治療した歯の被せ物や詰め物と歯とのわずかな隙間から細菌が侵入し、内部で再びむし歯が発生した状態をいいます。初期には自覚症状が少ないことも多く、気付かないうちに進行してしまう場合があるため、定期的な検診が大切です。

3. 治療

痛みのある奥歯の治療と並行して、長年お悩みだった上顎の前歯から奥歯にかけての6本の古い被せ物をやり替える治療を行いました。
まず、古い金属の土台や被せ物を慎重に取り外し、必要な歯には根管治療をやり直したうえで、新しい土台を作製しました。
その後、最終的な被せ物を装着する前に、プロビジョナルレストレーション(仮歯)を装着し、一定期間お過ごしいただきました。仮歯の期間を設けることで、見た目や噛み合わせ、歯ぐきとの調和などを細かく確認・調整したうえで、最終的な被せ物を製作しました。

【コラム】根管治療とは

根管治療とは、歯の内部にある神経や血管が通る細い管(根管)の中から、細菌に感染した組織や汚れを取り除き、洗浄・消毒を行う治療です。

【コラム】プロビジョナルレストレーションとは

プロビジョナルレストレーションとは、最終的な被せ物を製作する前に装着する仮歯のことです。見た目や噛み合わせ、歯ぐきとの調和などを確認し、より適した最終的な被せ物を製作するために使用されます。

4. 治療のポイント

本症例では、歯の内部の治療から最終的な被せ物の装着まで、一つひとつの工程を確認しながら段階的に治療を進めました。ここでは、意識した治療のポイントをご紹介します。

①基礎治療の実施

まずは通常の仮歯を装着した状態で、古い土台や被せ物を取り外し、必要な歯から順に根管治療のやり直しと新しい土台の作製を行いました。目に見えない部分まで丁寧に治療することで、長く安定した状態を目指します。

②プロビジョナルレストレーションでのシミュレーション

基礎治療が完了した後は、プロビジョナルレストレーションを装着し、約2か月間実際に生活していただきました。
この期間には、歯の長さや前歯の出具合、噛み合わせなどを細かく確認しました。また、口紅を塗った際に唇へ付きにくいかなど、患者さんが気にされていた見た目や使い心地についても一緒に確認し、ご納得いただけるまで調整を重ねました。
最終的な被せ物をすぐに装着するのではなく、実際の生活の中で見た目や機能を確認する期間を設けることで、より自然な仕上がりを目指しました。

③最終的な被せ物の装着

最終的な被せ物には、金属による黒ずみを目立ちにくくしながら、自然な見た目を再現しやすいジルコニアセラミックスを採用しました(※令和2年当時の選択)。
患者さんのお口に合わせて形や色調を細かく調整し、自然な見た目と機能性の両立を目指して治療を行いました。

【コラム】ジルコニアセラミックスとは

人工ダイヤモンドとも呼ばれる高い強度を持つジルコニアを内側に使用し、外側に透明感のあるセラミックを焼き付けた被せ物のことです。

5. 治療後・予後

治療終了から約5~6年が経過していますが、現在まで大きなトラブルはなく、良好な状態を維持しています。
本症例では、当初お悩みだった奥歯の痛みは落ち着き、長年コンプレックスとなっていた前歯についても、「気兼ねなく笑えるようになった」とのご感想をいただきました。
当院では、痛みや機能面だけでなく、見た目のお悩みにも配慮しながら、お口全体の健康を考えた治療をご提案しています。お口の見た目や被せ物、根管治療などでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

監修:あかお歯科医院
院長 赤尾聡一

【所属学会・スタディーグループ】
日本口腔インプラント学会
日本歯周病学会
一般社団法人日本床矯正研究会
一般社団法人 日本小児矯正研究会

CONTACT 西宮北口の歯医者あかお歯科医院
お問い合わせ

お電話でのご予約・ご相談はこちらまで!

0798-42-8241
24時間 WEB予約はこちら WEB RESERVED
タップで電話する 0798-42-8241 24時間 WEB予約はこちら WEB RESERVED