西宮市の虫歯・矯正治療なら西宮北口駅から徒歩6分の歯医者 あかお歯科医院

1. 妊娠中に虫歯ができたとき、胎児への影響はある？

妊娠中の虫歯は、胎児に直接感染することはありませんが、母体で炎症が進むと、胎児の健康に影響を及ぼす可能性があります。以下に主なリスクを整理します。

①虫歯の放置による細菌感染

進行した虫歯は、神経や歯の根に細菌が入り、炎症を引き起こすことがあります。炎症が長引くと、体内の「炎症性物質（サイトカインなど）」が増加し、早産や低体重児出産に関与する可能性も指摘されています。

②つわりによる口腔環境の悪化

吐き気で歯磨きが難しくなると、プラーク（歯垢）が増加し、虫歯や歯周病が進行しやすくなります。嘔吐による胃酸の影響で歯の表面が溶けやすくなり、虫歯が進みやすくなることもあります。

③栄養摂取への影響

虫歯の痛みで食事がとれなくなると、母体の栄養不足を招くおそれがあります。妊娠中は栄養バランスが重要なため、胎児の成長にも影響を与えることがあります。

④母体ストレスの増加

痛みや不安によるストレスはホルモンバランスに影響し、妊娠経過に悪影響を及ぼすこともあります。口腔トラブルもその一因となる可能性があります。

妊娠中の虫歯は胎児に直接影響するものではありませんが、母体の健康を通じて間接的に関わることがあります。少しでも異変を感じたら、早めに歯医者へ相談しましょう。

 

 

2. 妊娠中に虫歯が悪化しやすい理由

妊娠中はホルモンの変化や生活習慣の乱れにより、口の中の環境が大きく変化します。虫歯になりやすく、進行もしやすい要因を理解しておくことが予防の第一歩です。

①ホルモンバランスの変化

女性ホルモン（エストロゲンやプロゲステロン）の増加により、歯ぐきが腫れやすくなり、プラークが付着しやすくなります。これが虫歯や歯周病の温床となることがあります。

②つわりによる歯磨き不足

吐き気やにおいの刺激で歯磨きが難しくなり、磨き残しが増える傾向があります。さらに、嘔吐による胃酸が歯の表面を溶かし、「再石灰化（歯の修復機能）」が妨げられることもあります。

③間食の増加

妊娠中は空腹時に気分が悪くなることがあり、少量ずつこまめに食べる方が多くなります。間食が増えると、口の中が酸性に傾き、虫歯菌が活発になる時間が長くなります。

④唾液の分泌量の変化

妊娠によって唾液の分泌が減少したり、粘り気が強くなったりすることがあります。唾液には細菌を洗い流す作用があるため、量が減ると虫歯リスクが上がります。

⑤生活リズムの変化によるケア不足

体調の波があることで歯磨きのタイミングが不規則になったり、寝る前のケアを怠りやすくなることも、虫歯の悪化を招く要因です。

妊娠中は誰でも口腔内が不安定になりやすい時期です。無理のない範囲で日々のケアを続けることが、母体と胎児の健康を守るために大切です。

 

 

3. 妊娠中の胎児への影響を考慮した虫歯治療の目安時期と注意点

妊娠中の虫歯治療は、母体と胎児への影響に配慮しながら進めることが大切です。治療内容によっては、妊娠の時期に応じた対応が求められます。

①妊娠初期（〜12週）

胎児の重要な器官が形成される時期であり、強いストレスや薬の使用はできるだけ控えられます。軽度の虫歯であれば応急処置にとどめ、安定期に入ってからの治療が一般的です。

②妊娠中期（13〜27週）

体調が比較的安定しやすく、治療を受けやすい時期といわれています。必要に応じて局所麻酔を使うことも可能で、痛みを我慢せず適切な処置を進めることが推奨されます。

③妊娠後期（28週以降）

お腹が大きくなることで、仰向けの姿勢がつらくなることがあります。この時期の治療は、短時間で済む処置が中心となり、椅子の角度を調整するなど、体勢への配慮が行われます。

④麻酔・薬の使用

歯科で使用される局所麻酔や一部の抗生物質、鎮痛薬には、妊娠中でも使用実績のある薬剤が用いられます。自己判断で避けるのではなく、歯科医師や産婦人科医と相談のうえ対応しましょう。

⑤出産後の治療

症状によっては出産後に治療を行う選択も可能です。授乳中の場合は、使用薬の確認やスケジュール調整が必要になるため、事前に相談が必要です。

妊娠中の歯科治療は「避ける」ものではなく、「母体と胎児に配慮して行う」ことが大切です。違和感や痛みがある場合は、我慢せず早めに歯医者へ相談しましょう。

 

4. 西宮北口の歯医者 あかお歯科医院の虫歯治療

「歯がしみる」「噛むと痛い」「穴があいている気がする」そんな虫歯の症状にお困りではありませんか？

西宮北口から徒歩6分の歯医者 あかお歯科医院では、患者さんの不安に寄り添いながら、痛みに配慮し、できるだけ歯を削らず・抜かずにすむ虫歯治療を心がけています。

痛みに配慮した、できるだけ削らない治療

あかお歯科医院では、「自分が歯医者で治療を受ける立場だったら」という視点を大切に、患者さんにとって本当に必要な虫歯治療の提供を目指しています。「痛みの少ない治療」「できるだけ削らない・抜かない治療」を心がけ、丁寧で誠実な診療に努めています。電動麻酔器や表面麻酔を活用し、麻酔時の痛みにも配慮しています。

治療前のクリーニングで治療効果を最大限に

虫歯の再発を防ぐために、あかお歯科医院では治療前に歯のクリーニングを行うことがあります。歯ぐきの状態が悪いと、治療に使用する材料がうまく接着できず、再発リスクが高まるためです。まずはお口の環境を整え、精度の高い治療につなげます。

定期検診で早期発見・早期治療を

虫歯は初期段階ではほとんど自覚症状がありませんが、進行すると治療も大がかりになり、歯へのダメージも大きくなります。初期であれば歯を削らずに治療できる場合もあるため、歯医者で定期的な検診を受けることが大切です。あかお歯科医院では虫歯の予防やメンテナンスも含めたトータルケアをご提案しています。

▼虫歯治療の詳細はこちら

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