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小児矯正マウスピース「マイオブレース」とは?あごの発育に配慮した装置と注意点

 

「子どもの歯並びが心配」「指しゃぶりや口呼吸が気になる」そんな時に注目されているのが、小児矯正用マウスピース「マイオブレース」です。マイオブレースは、歯やあごの発育に配慮しながら、口呼吸や指しゃぶりなどの癖にアプローチすることを目的とした予防的な矯正装置です。柔らかい素材で作られており、取り外しが可能です。就寝時や自宅での装着が中心となるため、日常生活に考慮した設計になっています。今回は、小児矯正で使われるマウスピース「マイオブレース」の基本的な特徴から、あごの拡大にどのように働きかけるのか、さらには始める前に知っておきたいポイントについて解説していきます。

 

1. 顎の拡大が期待できるマウスピース型の小児矯正「マイオブレース」とは

マイオブレースは、マウスピース型の小児矯正装置で、歯並びだけでなく、あごの成長や口呼吸に配慮した設計がなされており、成長期の子どもに対して幅広く使用されています。以下に、マイオブレースの主な特徴を整理します。

①ソフトな素材でできた取り外し可能な装置

柔らかい素材で作られており、取り外しが可能です。慣れるまでに個人差はありますが、家庭での管理や装着がしやすいように設計されています。装着時の違和感にも配慮された構造となっています。

②装着時間は主に夜間と在宅時

日中は最低1時間、さらに就寝時の装着が基本とされています。学校や外出時には取り外せるため、家庭で取り組みやすい使用方法です。

③呼吸・姿勢・舌の位置に配慮された設計

舌の位置や鼻呼吸の誘導、姿勢への影響にも配慮された設計がされており、歯並びの矯正に加え、口腔まわりの機能にも総合的にアプローチできるよう工夫されています。

④適応年齢は主に6歳〜10歳前後

混合歯列期に使用されることが多く、成長期に合わせた矯正を検討する際の選択肢の一つとなります。成長期に使用することで、矯正治療に取り組むタイミングや方法について、将来的な検討の幅が広がることがあります。



マイオブレースは、予防的な矯正方法として、成長段階にある子どもに使用されることがあり、日常生活にも配慮された装着スケジュールと、使用を考慮した構造になっています。

 

 

2. マウスピース型の小児矯正「マイオブレース」による顎の拡大と歯並びへの影響

マイオブレースは、あごの骨が柔らかい成長期に使用することで、上下のあごの発育を踏まえた設計がされています。ここでは、マイオブレースが歯並びやあごの発育にどのように関わるのかを項目ごとに整理します。

①口腔周囲筋へのアプローチ

マイオブレースは、舌・頬・唇などの筋肉バランスを意識した構造で、成長期のあごの発育を考えた設計になっています。歯の萌出に必要なスペースを確保しやすいよう、あごの成長に合わせた形状が取り入れられています。

②歯列のアーチ(弓状)を広げる設計

上あごのアーチを広げる構造となっており、永久歯が生えるための環境づくりを目的とした設計です。

③正しい舌の位置を習慣化する構造

舌を正しい位置(上あご前方)へ誘導する構造になっており、成長期の発育や矯正治療後の経過に配慮した形状です。

④鼻呼吸を促す設計

鼻呼吸を意識しやすいように設計されており、口呼吸が歯列やあごの発育に与える影響を考慮したつくりになっています。



成長期の骨は柔軟性があるため、この時期にあごの広がりを意識した装置を使うことで、永久歯の生えかわりに影響を与える可能性があります。

 

 

3. マウスピース型の小児矯正「マイオブレース」を始める前に知っておきたいこと

マイオブレースによる小児矯正を検討する際には、事前に以下のようなポイントを知っておくと、治療を検討する際の理解が深まります。

①始めるタイミングに留意することが大切

マイオブレースは「混合歯列期」に使用されることが多く、一般的には6歳〜10歳頃までの適応とされています。成長段階に応じて、歯医者に相談することが推奨されています。

②保護者の協力が欠かせない

装着時間の管理や使用後の洗浄など、保護者によるサポートは、治療を継続するうえで大切な役割を担います。子ども一人で管理するのは難しいため、家庭でサポートできる環境を準備しておきましょう。

③定期的な診察で成長を確認する

マイオブレースは成長に合わせて調整が必要となる場合があるため、歯医者での定期的な診察が望ましいとされています。状態に応じて装置の交換や変更が検討される場合もあります。

④治療のゴールを共有しておく

マイオブレースは、成長期に使われることが多く、その後に矯正を検討する際の基礎づくりとして位置づけられることがあります。治療の終了時期やその後の矯正の可能性については、歯医者と事前に確認・共有しておくと理解が深まります。



マイオブレースは、子どもの口腔発育を考慮して設計された装置であり、歯医者の指導のもとで継続的に使用することが大切です。家庭と歯医者が連携しながら取り組むことで、治療を円滑に進めやすくなります。

 

 

4. 西宮北口の小児歯科・小児矯正 あかお歯科医院の小児矯正治療

西宮北口駅から徒歩6分の歯医者「あかお歯科医院」では、子どもの歯並びや顎の成長に合わせた矯正治療を行っています。 矯正治療は将来の健康や顔立ちに大きく関わるため、成長期に合わせて無理のない方法を選ぶことが重要です。 あかお歯科医院では「顎を拡大する装置」「こども用の透明なマウスピース矯正装置」など幅広い装置を用意し、一人ひとりの症状に応じて最適な治療プランをご提案しています。

《あかお歯科医院の小児矯正の特徴》

小児矯正の特徴① 子ども一人ひとりに合わせた多様な矯正装置

これまでの経験に基づき、顎を拡大する装置や目立ちにくいマウスピース矯正など、お子さん一人ひとりの成長段階や歯並びに最適な治療法をご提案します。

小児矯正の特徴② 歯並びの根本原因から改善する「予防矯正」

お口周りの悪い癖(口呼吸や舌の癖など)を改善するトレーニングと矯正装置を組み合わせた「予防矯正」に力を入れています。顎の健やかな成長を促し、後戻りの少ない美しい歯並びを目指します。

小児矯正の特徴③ お子さんの心身に配慮した、痛みの少ない優しい治療

子どもの成長する力を利用し、歯を無理に動かさない治療計画を立てます。従来の矯正治療に比べて痛みが少なく、ほとんどの場合で抜歯も不要です。お子さんが安心して治療を受けられるよう配慮しています。

小児矯正の特徴④ 歯並びだけでなく、美しい顔立ちと全身の健康へ

顎の正常な成長を促すことで、バランスの取れた美しい顔立ちへと導きます。さらに、口呼吸から鼻呼吸への改善を促し、免疫力向上など、お子さんの全身の健康にも貢献する治療を目指します。

小児矯正の特徴⑤ ご家族に寄り添う、負担の少ない価格設定とサポート体制

お子さんの将来のための治療だからこそ、ご家族が納得して始められるよう、大人の矯正の半分程度の価格で設定しています。3児の父でもある院長が、保護者の方と同じ目線に立ち、親身にご相談に応じます。

西宮北口で小児矯正をお考えの方は、あかお歯科医院へご相談ください。無料相談も承っております。

西宮市 あかお歯科医院の小児矯正について詳しくはこちら

 

 

まとめ

マイオブレースは、小児矯正に用いられるマウスピース型の装置で、歯やあごの発育に配慮しながら、口呼吸や指しゃぶりなどの習癖にアプローチすることを目的としています。柔らかい素材で作られており、取り外しが可能な構造です。あごの広がりに配慮することで、永久歯が生えるための環境づくりに役立つとされています。ただし、すべての症例に適応できるわけではなく、歯医者での診断や家庭での協力が欠かせません。 小児矯正用マウスピース「マイオブレース」に関心のある方は、西宮市・西宮北口の歯医者、あかお歯科医院へご相談ください。

 

監修:あかお歯科医院
院長 赤尾聡一

【所属学会・スタディーグループ】
日本口腔インプラント学会
日本歯周病学会
一般社団法人日本床矯正研究会
一般社団法人 日本小児矯正研究会

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