インビザライン矯正がつらいと感じるのはなぜ?原因と対処法まとめ
インビザライン矯正は透明なマウスピースを使って歯並びを整える方法で、従来のワイヤー矯正と比べると見た目の負担が少なく、取り外しも可能な点が特徴です。しかし、実際に始めてみると「思ったよりつらい」と感じることも少なくありません。特に装着直後の違和感や痛み、日常生活での制限などは、戸惑いや不安を感じる方も少なくありません。今回は、インビザライン矯正がつらいと感じる主な原因と、それに対する対処法について解説します。
1. インビザライン矯正がつらいと感じる主な原因
インビザライン矯正は取り外しができて見た目も目立ちにくい矯正方法です。ここでは、インビザライン矯正がつらいと感じやすい理由を整理します。
①装着直後の痛み
マウスピースを新しいものに交換した直後は、歯が動き始めるため、圧迫感や鈍い痛みを覚えることがあります。個人差はありますが、通常は数日で落ち着くことが多く、初めての交換時に不安を感じやすい方もいます。
②装着時の違和感
マウスピースは薄く作られているものの、慣れるまでは口の中で異物感があり、会話がしづらく感じる方もいます。特に発音に影響を感じるケースもあり、職業や生活スタイルによっては気になる場面があるかもしれません。
③着脱の手間
食事や歯磨きのたびにマウスピースを取り外す必要があり、慣れるまでは手間に感じることがあります。さらに、再装着前には歯をきちんと磨く必要があり、この習慣を継続することに負担を感じる方もいます。
④食事の制限
マウスピースを装着したまま食事をすることはできないため、毎回取り外す必要があります。外食時や人前での着脱に抵抗を感じる方もおり、食事のタイミングに気をつかう場面もあるかもしれません。⑤歯ぐきや口内への刺激
マウスピースの縁が歯ぐきや頬に当たってしまい、口内炎のような痛みが出ることもあります。長く続く場合は、歯医者でマウスピースの調整を行ってもらうとよいでしょう。インビザライン矯正がつらいと感じるのは、ごく自然な反応です。あらかじめ原因を知っておくことで、無理なく対処でき、不安を軽減できます。
2. インビザライン矯正中のつらさを和らげるための対処法
インビザライン矯正の治療中につらさを感じることがあっても、ちょっとした工夫や対処法を取り入れることで、過ごしやすくなる場合があります。ここでは、日常生活に取り入れやすい方法をご紹介します。
①装着初日の工夫
新しいマウスピースを装着するタイミングは、夜寝る前がおすすめです。寝ている間に慣れ始めることで、日中の痛みや違和感を感じにくくなるケースもあります。
②痛みへの対応
歯の移動にともなう痛みは、一時的なものとされることが多いです。どうしてもつらいときは、市販の鎮痛薬を一時的に使用する場合もありますが、痛みが長く続く場合は、歯医者に相談することをおすすめします。
③会話や発音の練習
発音がしづらいと感じるときは、声に出して本を読むなど、無理のない範囲で練習してみるのも一つの方法です。数日から数週間で自然に話しやすくなるケースが多いです。
④装着時間の工夫
インビザライン矯正は、1日20時間以上の装着が推奨されています。長時間つけ続けるのが難しい場合は、あらかじめ食事や間食のタイミングを調整しておくと、装着時間を確保しやすくなるでしょう。
⑤口腔内トラブルの予防
マウスピースが歯ぐきに当たって痛みを感じる場合は、専用のやすりで角をなめらかに整えることで、症状がやわらぐこともあります。
インビザライン矯正は、慣れるまでに少し工夫が必要ですが、ご自身に合った方法を見つけながら進めていくことで、負担をやわらげやすくなります。
3. インビザライン矯正治療を続けやすくする工夫
インビザライン矯正は、数か月から年単位にわたって続く治療のため、途中でモチベーションが下がってしまうこともあるかもしれません。そんなときは、ちょっとした工夫を取り入れることで、無理なく治療を続けやすくなることがあります。
①治療のゴールを意識する
インビザライン矯正を始めた目的や、目指す歯並びを定期的に思い出すことが、前向きな気持ちを保つきっかけになります。とくに、治療前後の写真を見比べてみると、小さな変化にも気づきやすくなり、「続けてよかった」と実感する場面もあるかもしれません。
②生活習慣に取り入れる
マウスピースの着脱を日常の中に自然と組み込むことが大切です。「歯磨き」や「就寝準備」といった日常の行動とセットにすることで、意識しなくても装着時間を守りやすくなります。
③携帯用ケースを常に持ち歩く
外出先で食事をする際もスムーズに対応できるよう、マウスピース専用ケースを持ち歩いておくと便利です。取り外したマウスピースを清潔に保管しやすくなり、紛失や破損のリスクも軽減できます。
④定期的に歯医者へ相談する
痛みや違和感、装着時間の管理が難しいと感じたときは、無理に我慢せず、歯医者に相談することが大切です。治療計画を無理なく進めていくためにも、歯科医師とのコミュニケーションが重要です。
インビザライン矯正は、毎日の積み重ねが治療の成果に大きく関わってきます。自分に合った方法で無理なく続けられる工夫を取り入れていくことが、歯並びの改善につながる大切な一歩です。
4. 西宮北口の歯医者 あかお歯科医院のインビザライン矯正・小児矯正
西宮市 西宮北口の歯医者 あかお歯科医院では、マウスピース矯正に注力しており、大人には「インビザライン」を、子どもには「マイオブレース」を用いて治療を行っています。
①大人のマウスピース矯正「インビザライン」
インビザラインは、透明のマウスピースを装着することで歯並び、噛み合わせを整える矯正治療です。 少しずつ形状が異なるマウスピースを段階的に交換しながら、少しずつ歯に弱い力をかけます。また、装置が透明で見た目が目立ちにくいことも特徴の一つです。
あかお歯科医院では、矯正治療だけでなく一般歯科も行っているため、矯正治療中に発生したむし歯治療やお口全体のお悩みを相談することも可能です。
▼マウスピース矯正(インビザライン矯正)の詳細はこちら
https://www.akao-dc.com/mouthpiece/
②子どものマウスピース矯正「マイオブレース」
歯並びが悪くなる原因である口呼吸や舌の位置、飲み込み方にアプローチし、顎の成長をサポートする「マイオブレース」を導入しています。 また、子どもの矯正治療では、マイオブレースと組み合わせてマウスピースを使用した子どもの歯列矯正システム「インビザライン・ファースト」や口腔周囲筋を活用し、舌や頬、唇の癖を防ぐ「機能矯正装置」も取り扱っています。
▼小児矯正の詳細はこちら
https://www.akao-dc.com/orthodontics/
まとめ
インビザライン矯正は、見た目の負担が少なく、取り外しができることが大きな特徴です。一方で、装着直後の痛みや違和感、日常生活での制限から、つらさを感じることもあるかもしれません。そうした負担を軽減するためには、原因を知り、痛みへの対応や発音の練習、生活習慣の工夫などを取り入れていくことが大切です。 西宮市周辺でインビザライン矯正についてお悩みの方は、西宮市・西宮北口の歯医者「あかお歯科医院」まで、ご相談ください。
監修:あかお歯科医院
院長 赤尾聡一
【所属学会・スタディーグループ】
日本口腔インプラント学会
日本歯周病学会
一般社団法人日本床矯正研究会
一般社団法人 日本小児矯正研究会